前回も「賃金」がテーマでしたが
もう少し書きたいと思います。
最近はアルバイトやパートの時給も上がってはきていますが、
それでも最低賃金とそれほど変わらないレベルです。
雇用される側の気持ち
低い賃金で雇えば、雇われる側もそういうマインドセットに
なってしまいます。
「しょせん安い賃金で企業に都合よく使われる存在」
そんな意識が最近の「バイトテロ」を生み出しているように
私は感じています。
でも彼らの行動を見ていると「どうせ自分たちは使い捨て」
という投げやりな感情がすけて見えるような気がします。
以前にもメルマガで書きましたが、人件費はもはや
「コスト」ではありません。
人に投資しない企業に将来はないと私は考えています。
投資家の意識も変わってきている
株式市場でも同じような動きがあります。
利益に応じて従業員にきちんと還元する企業ほど
株価が上がりやすくなっています。
そういった動きが投資家にも好意的に受け入れられているのですね。
企業の存続・成長のために賃金上昇は必要なものであるという
認識が一般的になっているからです。
今後は利益を上げていても賃金を上げなければ、
労働分配率が低いということで批判されるようになるかもしれません。
今後積極的に従業員に投資する企業が増えていくことを願います・・・。