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「有言実行か?」応募者は企業のこんなところも見ています

「有言実行か?」応募者は企業のこんなところも見ています

 

今年は台風が多く、各地で被害が出ています。

 

台風24号は列島を縦断し、あちこちで浸水、

停電などの被害が出ました。

 

私の自宅も午前2時に停電し、8時間停電

していました。

 

それでも地域の中では早い方で、夜まで停電が

続いた地区もあったようです。

 

これだけ長い停電は初めて経験したと思います。

 

対応はそれぞれ

台風が通り過ぎた翌日は10月1日でした。

この日は多くの企業で「内定式」を行っています。

 

今年の10月1日は月曜日、前日の日曜日は台風が

西日本から東日本を縦断し、各地で大きな被害が

出ていました。

 

そんな中で企業の対応は様々だったようです。

 

前週の金曜日には内定式の延期やキャンセルを

決めて、学生に連絡した企業。

予定通りに決行した企業もありました。

 

特に連絡もなく、決行されるのか分からないので

とりあえず会場に向かう学生さんも多かったようです。

 

こういう時に企業の価値観がわかるな、と思いました。

 

少なくとも金曜日の9月28日には列島を縦断しながら

大きな被害が出ることが予想されていました。

 

そんな中、学生に無理してでも内定式に参加させる

企業なのか、どうか。

 

有言実行か?

ある学生さんのコメントです。

 

会社説明会で「社員を大切にする」と言っていた。

内定式の参加者の安全に配慮し、早々にキャンセル

してくれたので、本当に社員を大切に考えてくれている

企業だと感じた。

 

会社説明会ではアピールする必要もあり、

耳ざわりの良い言葉を並べるでしょう。

 

でもそれを実践しているかどうか、

こういう時に分かりますね。

 

実際、内定式に参加して、他の内定者や

会社の雰囲気を見て内定辞退する学生も

いるようです。

会社の価値観

私も9月の台風の時、ちょうど進路に当たる

地域で仕事が入っていました。

 

決行なら前日に移動しておかなければなりません。

ギリギリまで連絡を待っていましたが、午後に

キャンセルの連絡が入りました。

 

この時私はこう考えていました。

 

「私が担当者なら間違いなくキャンセルにしている。

逆にこの状況で決行するなら、その会社の

価値観を疑う」

 

クライアント企業は受講者の安全にきちんと

配慮してくれる会社で安心しました。

 

もしここで予定通り決行としていたら、

今後もこのクライアントとお仕事を続けるか

どうか考えてしまうと思います。

 

こういうことからも企業の姿勢が垣間見えます。

有言実行でありたいですね。

 

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