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AIに負けない感性を磨く

AIに負けない感性を磨く

 

最近「AI」の文字を見ない日はないのでは

ないでしょうか?

 

私たちの生活の様々なシーンに組み込まれていて、

これからもどんどん増えていく勢いです。

 

そんな折、日立製作所社長の東原敏昭氏の

インタビュー記事が日経新聞に掲載されていました。

 

その中で、『将来AIが人間を超える「シンギュラリティ」

は起こらないはず』、と発言されていたのが印象に

残っています。

 

計算や検索能力は既に人間をはるかに超えている。

でも「人間のために何を作り上げるのか決めるのは人間」。

 

「だからこそ人間はこれまで以上に感性が求められる」とのこと。

 

「人の幸せとは何か。その実現にどのような価値を

創造すべきか。歴史や文化、芸術などを幅広く学び、

感性を磨くことが何よりも大事になる」

 

感性 vs AI

確かに「感性」は形のないもので、論理的なものでも

ありません。コンピューターが最も不得意とするところ

でしょう。

 

ここで「人間」としての付加価値をつけてAIを「使う」

立場になる。そんなことが求められていく。

 

このことと関係あるのかわからないですが、最近

「リベラル・アーツ」の価値が再認識されているように

感じています。

 

「リベラル・アーツ」は「教養教育」などと訳される

ことが多いです。

 

大学では「一般教養」科目が必ず必修であります。

それらが「リベラル・アーツ」に近いでしょうか。

 

今のように物事が複雑になってくると、より多面的に

理解する必要性があります。

 

また正解のない問題解決のためにも、あらゆる視点から

物事を捉え、課題を導き解決していかなければなりません。

 

そのためにも「教養」としての芸術や美術、音楽の理解は

きっと役に立つはずです。

 

私は外資系企業に勤めていました。そこで気づいたのは

特に欧州系の企業のトップは、意外に「文学部」など

ビジネスには直接関係がない学部出身の方が多かったことです。

 

特にヨーロッパでは「教養」を大事にしている、

という印象があります。

「遊び」の部分も必要

「教養」は根幹になるものではないかもしれないけど、

ある意味「遊び」の部分かなと私は捉えています。

 

例えば毎日仕事に追われて朝早くから夜遅くまで働いている。

休みの日は家でゴロゴロ。

 

こういう生活の中から「イノベーション」が生まれるでしょうか?

 

自由な時間を趣味に費やす。そこで新しい仲間がいて、

仕事とはまったく関係のない会話をする。

 

美術館やライブ、コンサートに行って仕事とは違う刺激を受ける。

 

こういった「遊び」がイノベーションを生むのではないか、

と最近感じています。

 

日本人の生真面目さはスバらしいです。

でもこれからは「遊び」の要素も取り入れて、

感性を磨いていきましょう!

 

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