人口減少の時代に入り、いろいろなことが
変わっていくのでしょうね。
社会のあらゆるシステムは人口が増えていくことを
前提にしていますから、それらが全て通用しなくなる、
ということです。
変わっていくもの
年金制度などが良い例です。
制度が始まった頃は、まさか日本の人口が減少する日が
来るとは思っていなかったでしょう・・・。
採用や人材活用もそうですね。
こちらのメルマガでも書いた就活ルールも、
終身雇用を前提にした一括採用です。
でも終身雇用が期待できなくなった昨今では、
せっかくお金と労力をつぎ込んで育成した若手が、
数年で転職してしまいます。
今までのやり方が全く通用しなくなってきています。
アルバイトも変わっていく
正社員でもそうですが、アルバイトの活用方法に
ついても変わり始めています。
アルバイトにより専門性の高い職位を新たに設定して、
今までは正社員が行っていた業務の一部をアルバイトに
移管する動きが出ています。
外食大手企業では、アルバイト採用や商品の在庫管理、
接客指導など役割を任せているそうです。
もちろん手当も役割に応じた条件です。
求人情報大手のリクルートジョブズによると、
三大都市圏の9月のアルバイト・パート募集時の
平均時給は飲食業で998円、前年同月比で2.3%
上がっているそうです。
それ以外にも広告費などのコストもあるので、
アルバイトの定着率は大きな課題です。
時給以外にも仕事の面白さや責任の範囲を
広げることでやりがいを高め、離職防止に
つなげていきたいところですね。
本当にここ数年で採用や非正規社員の待遇は
一気に変わってきていますね。
まあ今まで気づかないフリをしてきたツケかもしれません。
企業とそこで勤める人との新たな関係性を築いていく、
そんな時代に入ったと感じます。