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最近の人事関連ニュース

最近の人事関連ニュース

 

最近は人事関連で注目する記事がたくさん出ていました。

 

厚生年金加入を70歳以上に引き上げ検討

 

三井住友銀国が人事制度を見直し、

最短で入行8年目で管理職

 

三菱UFJ銀行が全男性行員に育休1か月の取得を制度化

 

経団連が新卒通年採用に移行

 

あと人事関連ではありませんが、年金制度などの検討材料となる

世帯数の将来推計の発表もありました。

 

厚生年金加入年齢の引き上げ

一つずつ見ていきましょう。

 

厚生年金加入年齢の引き上げの検討を始めたとのことですが、

まあおそらく既定路線でこのまま制度化されるでしょう。

 

「一定額以上の収入がある場合」とのことですが、

70歳以上も会社で一定以上の時間を働き、金額も超えれば加入。

 

その分受給額も増えるので、加入者としてはプラスになるかもしれませんが、

半分保険料を負担する企業としては負担増となります。

 

このまますんなり事が進むかどうかはわかりませんが、

将来的にはこういう動きになると私は考えます。

 

人事制度の見直し

三井住友銀行の人事制度見直しは、年功序列からの脱却を

目指していると思われます。

 

これまでは最短で10年だったそうですが、

年次の階層を減らすことで期間を短くしたそうです。

 

それ以外にも成果主義をより増やし、同じ年齢でも成果によって

賞与の金額に差が出るようにするとのこと。

 

全男性行員の育休取得の記事が出た三菱UFJ銀行も

年功の要素を減らしていくそうです。

 

最近は新卒の人気ランキングでかなり落ち込んでいる銀行ですが、

いろいろな動きが出ていますね。

男性社員の育児休暇

男性行員の育休取得も素晴らしい考えだと私は思います。

 

私も研修やコンサルティングなどで機会があれば

「男性の育休取得」を話していますが、

なかなか進まないと感じています。

 

評価や昇進に響くのではないか?

無給になってしまう

 

などの心配もあるでしょう。

 

でもこうして制度化すれば、評価・昇進に影響はなくなり、

むしろ取得したことで評価されるかもしれません。

 

また「無給になる」というのも誤解で、

給付は後になりますが雇用保険から育児休業給付が支給されます。

 

ですからぜひ男性の育休は勧めて頂きたい!

 

新卒通年採用

経団連の「新卒通年採用」の発表もありました。

 

以前にもこのメルマガで「一括採用」は今の時代にそぐわないと

書きましたし、時代の流れだと思います。

 

ただ受入側の準備は大変になるでしょうね。。

4月に一斉に新人研修を行って終わり、とはいかなくなり

年に数回開催することになるでしょう。

 

また中小企業は、学生が大企業に流れて採用できなくなるのでは

と懸念しているようです。

 

世帯数の減少

最後に人口推計。2040年には75歳以上の世帯が1/4になるそうです。

 

75歳以上の単身世帯も500万人を超えるとのこと。

 

人口は既に2008年をピークに減少しています。

 

世帯数も2025年頃がピークになる予想。

単身世帯が多くなると生活インフラ維持のための

コスト増が不安ですね。

 

でもただ不安に感じているだけでは何も生まれません。

 

私たち一人ひとりが少しでも長く健康で働き活動することで

経済を活性化していけば、何かを変えられる。

 

そんな気がするし、そうなってほしいですね。

 

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