前回の続きで「人が定着するための組織」に
何が必要か考えます。
長く勤めてもらうためには「上司への信頼感」が
必要と前回書きました。
そしてどんな時「信頼感」を感じるか調査結果も
紹介しました。
信頼を失う時
同じ調査(AIDEMが昨年6月に実施)で、どんな
時に信頼を失うかも質問しています。
その結果は、
1位「人によって違った対応をする」59.3%
2位「言うことと行うことが一致していない」57.0%
3位「業務における指示や判断が的確でない」49.2%
まあ、ビジネスパーソンとして、もしくは人間として
ごく当たり前のことです。
怖いのは日々一生懸命信頼を積み重ねていっても、
ほんの一瞬の些細なことで崩れてしまうことです。
「パート・アルバイトだから」、「若手だから」と
むげに扱うのではなく、誰にでも誠実であることを
求めているのですね。
それって人間としてごく当たり前のことだと思います。
でも組織にいると役職や役割で見失ってしまうのかも
しれません。
そうならないためにも、日頃の習慣が大事です。
ほめてみよう!
前回は「必要な時の助言や手助け」や「まめな
コミュニケーション」などが信頼感を感じると
言う結果を紹介しました。
それ以外にも「褒める」ことが効果的という
調査結果でした。
「上司に信頼感を持っている」と回答した人のうち
74.1%は「上司から褒められたことがある」と
回答しています。
逆に「信頼感を持っている」けど「褒められた
ことがない」は45.1%でした。
ここから推察できるのは、「褒められる」経験が
あれば「上司への信頼感」がぐっと増えるという
ことです。
日本人はあまり褒めないと言われています。
でも実は人は誰でも「承認欲求」があり「認め
られたい」と思っているのです。
これは若い世代は特に顕著です。
小さなことでもいいので、ゼヒ「褒める習慣」を
始めてみて下さい。
きっと職場の空気が変わりますよ。