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変わる採用、変わらない大切なこと

変わる採用、変わらない大切なこと

 

9月に経団連の会長が「就活ルールの廃止」について発言し、

先日正式に発表しました。

 

形骸化が言われる一方、まったくルールがないのも困る、

と言った発言もあり、今後の動向が気になります。

 

今の段階では2021年卒はこれまでのルールを適用し、

それ以降については今後は政府主導で検討していくようです。

 

就活ルールは必要か?

そもそも新卒の一括採用は終身雇用を前提にしています。

終身雇用が崩れた今となっては、現状にそぐわない部分も

出てきました。

 

その一例が「通年採用」です。

 

海外からの外国人留学生、海外にいる日本人留学生にとっては、

3月卒業ではない学生もたくさんいます。

 

留学生の場合、9月、10月スタートが多くなるので、

10月1日を「入社日」にするケースもあります。

 

海外では大学を卒業した後、半年から一年くらい

たってから就職する学生も多いです。

 

その間にインターンで働いたり、ボランティア活動をしたり、

海外旅行に行ったりして過ごします。

 

ですから日本のように在学中に就職活動、と言うことは

あまり聞きませんでした。

 

新しい動き

日本でも最近は「30歳までは新卒扱いにする」と言う企業も

出てきていますので、今後そういうことが可能になるかもしれません。

 

やはり学生の間は勉強や、その時にしかできないことに

集中してほしいと思います。

 

企業側が柔軟なスケジュールで運用するようになれば、

学生も変わるかもしれませんね。

 

早く仕事をしたい人は在学中からインターンなどやればいいし、

 

何をやりたいか決まらない人は、卒業後にいろいろな

アルバイトやインターンを経験しながら決めていっても

いいかもしれない。

 

企業も学生も今後数年は手探り状態になるかもしれません・・・。

 

大事なのは入社した後

でも変わらないのは、やはり「企業としての魅力」でしょう。

 

「この会社で働きたい」と思ってもらえるような

組織づくりが必要なのは、何があっても変わりません。

 

人手不足の中、「採用が目先の課題」と感じている方が

多いと思います。

 

でも採用した後に「定着」させることができる

組織づくりも同じくらい大切です。

 

そうでなければ永遠に採用活動が終わりません・・・

 

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