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上司も人間、期待値も変わ​る

上司も人間、期待値も変わ​る

先日ちょっとおもしろい記事を読みました。

 

私は東京商工会議所の会員でもあるので、

「東商新聞」が定期的に送られてきます。

 

その東商新聞に掲載されていた記事です。

上司とはどんな人?

ニューヨークで行われた調査で

「あなたは上司とはどのような人材だと思っていますか?」

という質問です。

 

以下がその回答です。

 

「上司の言うことに部下が賛成しないと生意気だと言い、

賛成ばかりしていると自分の意見ぐらい持てと言う人」

 

「提出する資料のページ数が少ないと怠惰だと言い、

分厚いと簡潔にまとめろと言う人」

 

「上司が話をしている時に意見を言うとうるさいと叱り、

黙っていると話を聞いているのかと疑う人」

 

こういったものがたくさんあるそうです。

 

これはニューヨークでの調査ですが、

私たちにも「あるある」感満載ではないでしょうか?

 

上司と言えども人の子ですから、こういう人間らしい

言動が出てくるのでしょうね。

 

組織で働いている以上、上司の存在は大きいです。

 

直属の上司であれば、一緒に過ごす時間も長いでしょう。

 

上司との人間関係が良ければ仕事も楽しいでしょうし、

逆にうまく行っていなければ苦痛な時間となります。

 

意外にブレている

また上司にどう評価されるかで給与や賞与、処遇も影響されます。

 

ですから上司の期待値がどの辺にあるのか理解し、

それを超える成果を出すことで部下としての存在感を

増すことができます。

 

ところが最新の研究によると、この「上司の期待値」が

意外にブレているらしいのです。

 

まあそれが冒頭のような回答につながるかもしれません。

 

ブレの原因として3つ考えられるそうです。

 

一つは「内生的」、これは本人の問題でその日の気分などの内部事情。

二つ目は「外生的」、比較対象となるライバルや業務環境の変化。

三つめは「文脈的原因」で、時間の推移とともに期待値が変化すること。

 

言われてみればよくありそうなことだと感じます。

 

大切なのは、「上司も人間で、部下への期待値も常に変わる」ということ。

部下としてその点を理解し、評価に振り回されず、自分軸をしっかり持つこと。

上司も自分の軸がぶれないように意識することが必要ですね。

 

そしてなにより日頃からコミュニケーションをしっかり取っていれば、

良い関係をつくることができるのではないでしょうか?

 

この記事を読んで、そんな風に感じました。

 

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