良い睡眠とメラトニン
「睡眠の質を良くしよう」と思うと、最初に考えることは寝室の環境を整えたり、寝る前の過ごし方などを考える方が多いと思います。
これらも大事ですが、実は食事も睡眠と深く関わっているそうです。
良い睡眠を得るには「メラトニン」と言うホルモンをしっかり分泌させることが必要です。ですから「メラトニン」を生み出す食事を取れば、タイミング良く睡眠に入ることができるようになります。
メラトニンを取り入れるタイミング
では「メラトニン」を作る食事はどんなものでしょうか?実はご飯と味噌汁、焼き魚がそろった日本伝統の朝食が理想だそうです。
このメニューだとメラトニンの素となる「トリプトファン」と「ビタミンB6」を同時に取ることができ、朝にメラトニンの素を取り入れると、夜寝るころにはちょうどメラトニンが作られて眠りやすくなり、睡眠の質の向上も期待できるそうです。
朝食がパン派の人は、パンに豆乳やヨーグルトとバナナなどにしても良いそうです。
このことを知ってから、私も朝食ではありませんが、せめてお昼に味噌汁を取るように意識しています。やはり和食ってすごいんですね。
夜寝る前に取りたいもの
他にも朝食を取るメリットはありますね。皆さんもご存じの通り、噛むことで身体も目覚めますし、カーテンなどを開けて朝日を取り込むことでメラトニンの分泌を抑えることができます。
よく言われていますが就寝の3時間前までには食事を終えておくことも大事です。食事をした後は消化活動で内臓が活発になり、身体の中の体温が下がりにくくなります。
人間は体内温度が下がらないと睡眠の質が下がってしまうので、寝る直前の食事は避けた方が良いですね。どうしても我慢できない時は消化器に負担をかけない程度に抑えましょう。
ちなみに寝る前に「ホットミルク」を飲むと良い、という説もあります。確かに牛乳にはトリプトファンが入っていますが、メラトニンになるまでに時間がかかるので、寝る前に飲んでも効果は期待できないそうです。
でも温かい飲み物を取ると体温を上げるので、そういう意味ではホットミルクにこだわらず、ハーブティーや白湯などでもいいそうです。
朝食と睡眠の意外な関係、意識して取り入れていきたいですね!!