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テクノロジーを活用して生産性を上げる

テクノロジーを活用して生産性を上げる

北欧のエストニアでは政府の電子化が進み、

税の申告から処方箋の発行まで、

公的手続きの99%がオンラインでできるそうです。

 

この結果、一人当たり年間で平均2週間分の時間の余裕が生まれ、

不要になった役所仕事は、のべ1400年分!

 

すごい効果ですね。

電子化の表と裏

電子化とセキュリティは表裏一体で、

どこからか情報漏えいすれば、

被害が大きくなってしまいかねません。

 

まして政府のデータベースとなれば個人情報も多いですし、

安全性がなにより大事です。

 

でもその課題をコントロールできれば、

これほど便利なものはないでしょう。

 

最近は日本のコンビニやスーパーでも

セルフレジが見られるようになりました。

 

大体こういったことは民間が先に始めて、

お役所は後手に回りがちです。

 

生産性を言うなら、お役所も対象に入れてほしいものですね。

 

AIにしたら数秒で終わった・・・

例えば保育所の入所選考。これは毎年行われるものです。

 

一昨年の夏に富士通がこの作業をAIでどれくらい時間がかかるか

実証実験を行ったそうです。

 

通常であれば30人が数週間かけていた作業が、

AIだと数秒で終わったそうです。

 

これだけの効果が出ても、去年の11月時点で導入したのは

2つの自治体だけだったそうです。

 

「ミスがあった時にどう責任取ればよいのか?」

 

「そこまで必要なものではない。」

 

そんな理由で導入が進まないようです。

 

ミスがあったら、その時に対応すればよいのではないでしょうか?

それが心配なら結果だけ検証すればよいのでは?

と私なら考えます。

 

「そこまで必要なものでもない」と言うのも、

おそらく年に一回のことなので、優先順位としては

低いということでしょうか・・・。

 

こういうところに投資してほしい

それなら国がシステムを作って、

それを自治体が使えるようにすればいいのに・・・

 

女性に働いてほしいなら、そういう投資は

積極的にすべきですよね。

 

それに自治体ごとの運営ではなく、

例えば「ちょっと行けば隣の自治体で空きがある」と分かれば、

申込みたい人もいるかもしれない。

 

テクノロジーをそんな風に活用してもらいたいですね。

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