最近のこのブログでは高齢者雇用に関わるテーマが多いですね。
私自身の興味もありますが、それだけメディアに
取り上げられることも多くなりました。
韓国でも
でもこれは日本だけではないようです。
日経新聞の記事によると、
韓国ではサラリーマンの多くが50歳前に独立するか
会社に残るか決めることが多いようです。
国民年金は現役世代の所得の約2割だそうで、
これでは年金だけの生活はできないでしょうね。
OECDによると韓国の高齢者貧困率は46%。
そんな背景もあり、2018年の出生率は
先進国で初めて1を割ったようです。
なんだか日本より厳しい状況ですね。
アジアでは
そしてこの傾向は韓国だけではありません。
アジア地域の高齢化は世界最速で進んでいるのです。
高齢化社会(人口に占める高齢者比率が7%)から
高齢社会(同14%)に移るまでの長さを「倍加年数」
と言います。
これが短いほど高齢化のスピードが速いということですね。
日本は今のところ20年と言われています。
シンガポールも20年ですが、
韓国やベトナムは20年を切ると予想されています。
ちなみにヨーロッパはもっとゆっくりで、
イギリスやドイツは40年以上、
フランスは100年以上と予想されています。
アジアの倍加年数の短さが際立っていますね。
アジアはかつて世界で最も人口増加率が高い地域でしたが、
それが一気に高齢化に進んでいるのです。
人口ボーナス期
人口増が経済発展につながる時期を「人口ボーナス期」と呼びます。
日本は人口ボーナス期が60年ほどあったので、
その間に社会保障を整えることができました。
でも韓国、台湾、タイ、ベトナムなどは40-50年程度で、
その分社会保障も脆弱となってしまうのですね。
アジア地域全体ではまだ人口ボーナス期が続く国もありますが、
2040年代には終わる、と言う説もあります。
まだ先のことではありますが、子供・孫の世代を考えると、
人口ボーナス期が終わった後の備えが必要ですね。
現代人にとっては初めての経験なので、
具体的にどうすればよいのか考えてしまいます・・・。
でも大事なのは、どんな状況になっても稼いで、
生活できる能力かな、と私は考えています。