緊急事態宣言が出てから一か月が過ぎ、テレワークにも慣れてきた方が多いと思います。はじめは通勤しなくてラク、と思ったけど、続けてみるとオフィスで働くことのメリットも改めてわかってきました。
テレワークのデメリット
その一つがコミュニケーションです。
職場でのコミュニケーションは主に3つの種類に分けられます
1 業務の報告・連絡(会議なども含む)
2 ちょっとした相談や雑談
3 プライベートの話し
1の業務連絡や会議などはテレワークでも必要に応じてオンラインミーティングや電話などで行えるのでオフィスにいる時とあまり変わらないでしょう。
問題は2や3のようなコミュニケーションがテレワークになると機会がなくなり、それが1か月も続くと「コミュニケーション不足」をより強く感じるようになります。
オフィスでの何気ないこういう会話が仕事をスムースに進める潤滑油のような役割があった、という事実にこういう状況になって改めてわかりますね。
このような「コミュニケーション不足」を克服するために、いくつか方法を紹介します。
オンラインで「場」をつくる
・オンライン・ランチ
・チャットで雑談チャンネルをつくる
・オンラインで社内クラブ活動をする
オンライン・ランチはZoomなどのウェブ会議システムでランチタイムにオープンにして出入り自由にして、参加したい人はランチを食べながら参加する、というもの。感覚的にはオフィスの休憩室で一緒にお弁当を食べている感じですね。
こういうところでは普段仕事ではあまり話す機会のない人と仲良くなることもあるのでおススメです。
次にチャットで雑談チャンネルをつくる。チャットではチームやプロジェクトごとにスレッドを作っていると思いますが、その中に誰でもアクセスできるオープンな雑談用のスレッドをつくります。
ある企業では「独り言チャンネル」、「パパママチャンネル」、「共通の趣味チャンネル」などをつくったそうです。
困っていてもなかなかSOSを出せない、そういったことをなくすために始めたとのこと。
オフィスにいれば誰かに相談できたけど、テレワークだといつ誰に話せばよいかわからない、そんなふうに感じてしまう人には、雑談チャンネルはとても良いと思います。
チャットが盛り上がると売上も上がる?
余談ですが、活気のある職場はチャットも盛り上がり、売上も良いという話しを聞いたことがあります。
あるエステのチェーン店で、スタッフ同士のチャットが盛り上がっている店舗とそうでない店舗は、実際にお店に行っても雰囲気が違うそうです。活気があれば結果として売上もついてきますよね。
ですからこの機会に雑談チャットを始めてみましょう。
最後にオンラインで社内クラブ活動をする。これは先ほどの共通の趣味のチャットグループとも似ていますが、オンラインのクラブ活動もコミュニケーションを活性化してくれます。
今は外出できませんが、情報交換をしながら自粛明けの活動プランを今から考えておけば楽しみも増えます。
これまであまり重要とは思っていなかったような何気ない会話が、社内コミュニケーションという視点で考えるとなくてはならないものだった。
こういう状況になって改めて気づいたことですが、テレワークでも充分可能です。ぜひ実践してみてください。