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定着には上司との信頼関係が決め手

定着には上司との信頼関係が決め手

私は「離職率ゼロを目指して」をテーマに

コンサルティングや研修などを行っています。

 

これには二つの意味を込めています。

 

一つは社員が定着することで、欠員補充のための

採用コストや、担当者変更による引き継ぎなどの

手間を削減することができます。

 

もう一つは、「社員が長く勤めたい」と思えるような

魅力的な職場を作る。

 

この二つを実現すると必然的に離職率を限りなくゼロに

することができると考えています。

 

採用よりも大事なこと

昨今の人手不足で採用することがとても難しくなって

きています。

 

このような状態だと採用も大事ですが、今いる社員が

「辞めない」ようにすることも大事なのです。

 

では「辞めない」ようにするにはどうしたら良いのでしょうか?

 

いろいろな取り組みがあると思いますが、その中でも

一番重要と思われるのは「上司への信頼感」です。

 

AIDEMが昨年の6月時点でパート・アルバイトとして

勤務している18歳から59歳の男女、約1600名を対象に

した調査を行いました。

 

その結果、「上司への信頼感を持っている」と回答した

人たちのおよそ7割が「現在の勤務先でなるべく長く

勤めたい」もしくは「どちらかと言えば現在の勤務先で

長く勤めたい」と回答しています。

 

この回答から推察できるのは、長く勤めてもらう

ためには「上司への信頼感」がキーとなる、という

ことです。

 

信頼関係を構築する

ではどんな時に「上司への信頼感」を感じるのでしょうか?

 

1位「必要なときに助言や手助けしてくれる」57.5%

 

2位「業務における指示や判断が的確である」55.9%

 

3位「挨拶や会話など、日頃から積極的にコミュニ

ケーションをとっている」52.9%

 

ということでした。

 

この調査はパート・アルバイトが対象ですが、

経験が少ない若手社員もおそらく同じように

感じていると私は推察します。

 

そうするとこの階層の直属の上司にあたる人たちの

管理能力やコミュニケーション・スキルを改善する

ことが定着率を高めることになるのではないでしょうか?

中間管理職のスキルアップ

私がお伺いしている企業でも、今まで管理職対象の

研修を行っていなかった、と言う声をちらほら聞きます。

 

定着率を高めていくためには、実はこういった中間

管理職のスキルアップがキーとなるのではないか?

 

私はそんな風に考えています。

 

 

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