最近の就活では簡単に内定をもらえるので企業研究や準備などろくにせず応募している就活生が増えています。
ところが先日の日経新聞に掲載されていた2021年4月就職予定の女子学生3人の対談を読んで思わずうなってしまいました・・・。
なかなか本質をついていて、採用担当の方が読んだら耳が痛いかもしれません。
会社選びの基準
対談のテーマは「会社選びで何を見るか」。
三人三様ですが、
将来転職することを考えているので、どんな企業でも通用するスキルを身につけられること、
反対にできるだけ長く働きたいので、福利厚生が充実しているところ、
もしくは企業理念に共感できてフラットな組織であること、
などです。
どんなところを見ているのか?
これらを見極めるのに彼女らは何をしているか?
説明会やインターンの時に社員同士がどんな雰囲気で会話しているか、特に若手社員に対するベテラン社員の接し方など見ているそうです。
確かにこういうところで普段どのようにコミュニケーションしているか想像できますよね。
OB、OG訪問やネットからの情報なども参考にしているそうです。
女性と言うことで性別に関わらず評価されるかどうかも気になるところ。
OG訪問で会ったいわゆる「バリキャリ」の先輩たちの多くが、性別を理由に公平な評価をされなかった何らかの経験があったと話していたそうです。
そんな経験から、「就職したら女性であることの不平等を感じることはあるだろう」とある程度覚悟しているとのこと。
長く続いてきた価値観を変えるには長い時間が必要だとわかっているのでしょう。
的外れなアピール
企業の中には「○○マークを取得しています」とか「働きやすさで表彰されました」とアピールすることもあるようです。
でも彼女たちはこういうアピールに逆に違和感を感じています。
出産・育児をしながら働くのは当たり前なのに、それを一生懸命アピールする企業。
ある企業では時短勤務や休暇制度について説明する冊子を配布したそうですが、そこには「女子学生向け」と書かれていたそうです。
これは興ざめですよね。
このように企業の価値観と就活生の価値観のギャップが広がってきているように思います。
皆さんがお勤めの会社では大丈夫でしょうか?