ほとんどの人が三日坊主
何か新しいことを始めようとしてもなかなか始められなかったり、なんとか始めても三日坊主で終わってしまう、と言う経験をした人は多いと思います。
行動習慣の専門家によると、運動や勉強など、何らかの習慣を「意志」と「やる気」だけで継続できる人はわずか2%だそうです。と言うことは、ほとんどの人は意志だけで習慣を変えることはできないのです。
これを聞いてちょっと安心しました・・・。私も以前は健康のために運動しようと何度かスポーツクラブの会員になり、無駄に月会費を払ったあげく結局解約する、というパターンが何度かありました。
ラベルを貼り替える
こういう時に「私ってダメだな」と落ち込むのではなく、気持ちはそのままでいいので「ラベルを変える」と言う手法があります。これはシカゴ大学で研究されている「AI: Appreciative Inquiry」と言う組織開発の手法でもあるそうです。
具体的にはこのように使います。
あなたは「To Doリスト」を作っていますか?もしくはリストまで作成していなくても、「今日はこれをやろう!」と朝考えていたとしましょう。それがなんらかの事情で完了できずに今日が終わってしまいました。そうすると、「ああ、今日はこれができなかった・・・」と考えてしまいますね。
でもそれを「やり残し」と考えるのではなく「戦略的先送り」とラベルを貼り変えると、どうですか?だいぶ気持ちがラクになりませんか?これを発見して以来、私も実践しています。
言葉を変え、行動のラベルを変えることで意識的に「仕切り直し」ができるのです。こんなシンプルなことでも気分転換できるものですね。