前回のブログでこれからはAIに仕事を奪われないように、
自分をいかにポジショニングしていくかが大事、
と書きました。
この場合の「ポジショニング」とは、
その人独自の付加価値を持つことで、
常に必要とされる人材になることです。
社外でも通用スキルを持っていますか?
どこの企業も人手不足で採用が大変ではありますが、
「採りたい人がいない」という状況もあります。
正社員の転職市場においては、この1年で転職が
決まりづらくなってきているそうです。
リーマンショック以降の中途採用バブルが
落ち着き始めているようで、採用する側は
「質」にシフトしつつあります。
これまで終身雇用を前提にして働いてきた人たちは
社内で通用するスキルにはたけているけれど、
社外でも通用するスキルが少ない傾向にあります。
そうすると転職しようと思っても、採用する企業側からすると
「採りたい」と思う人がない、という状況になってしまうのです。
自分自身の価値を高めたいなら、「労働市場における価値」
を意識することが大切です。
難しいことではありません。
社外の人脈作りや勉強会などに積極的に参加することで、
そういう視点が養われていくはずです。
仕事の後に会社の人と飲みに行って、週末も会社の人と
一緒に過ごしていたら、「社外から見た自分の価値」は
分からないでしょう。
企業に求められること
採用する側も終身雇用を前提にした人事制度ではなく、
中途採用でも不利にならないように変えていく必要があります。
そうすることで良い人材を呼び込むことが可能になるし、
人の動きが活発になれば組織も活性化するでしょう。
高度経済成長期には終身雇用がうまく機能しましたが、
今のこの状況では硬直化するばかりです。
働く人も企業も変わることが求められています。