皆さんは気づかれたでしょうか?
実は7月23日から27日はテレワーク・デイズでした。
私もメディアなどで目にしていたのですが、
ブログを書くにあたり改めて検索してみました。
テレワーク・デイズの公式サイトによると、
これは「総務省、厚生労働省、経済産業省、
国土交通省、内閣官房、内閣府では、東京都
及び関係団体と連携し、働き方改革の国民運動」
と説明されていました。
「国民運動」という言葉はなにやら物々しい感じです。
オリンピックとも関係がある
テレワークは先月に可決された「働き方改革関連法」
でも推奨されていますが、2年後のオリンピックにも
関わりがあります。
オリンピック開催期間中の混雑を回避するため、
政府はあらゆる手段を検討しています。
実際ロンドン・オリンピックでは混雑を避けるために
テレワークを増やして効果があったそうです。
そういったこともあり、働き方改革も合わせて
政府はテレワーク導入を推奨しています。
例えば、海の日、山の日、体育の日の3つの祝日を
オリンピック期間中に移動して企業活動を休む
ようにする。
更にテレワークを推進して、自宅やサテライト・
オフィスから仕事をできるようにする。
こういった理由で今からテレワークを浸透させよう
という試みで「国民運動」が実施されました。
そのせいかどうかわかりませんが、最近はやたらと
テレワークに関する新聞記事が多かったような
気がします・・・
私が購読している日経新聞だけでも、
24日「テレワーク導入各社急ぐ」
27日「テレワークで街おこし」
28日「テレワーク週間30万人参加」
などなど。
7月25日には最低賃金が26円上がることが
決まりましたが、それよりもテレワークの方を
目にすることが多かったです。
先週2日には日立が社員10万人を対象とした
テレワーク制度を導入することも発表しました。
採用力を高めるためにも必要
実際、これから良い人材を採用したければ
テレワークは必須のように私は感じています。
育児や介護などで、毎日会社に通うことが難しい
人が増えていきます。
また毎日の通勤時間を減らし、時間を有効に
使えることも大きいです。
私も企業に勤めていた時に在宅勤務を経験しました。
通勤時間が必要ないので、同じ時間に起きても、
早く仕事を始められます。
また仕事しながら宅急便を受け取ったり、
ちょっとした家事をしたりすることもできます。
私の知り合いは、会社で仕事をしていると
電話や話しかけられたりして集中できないけど、
自宅ならそれがないのでとても効率が良い
と言っていました。
ただこれは人にもよります。
人によっては家で仕事をすると、子どもやペットと
つい遊んでしまう、という人もいました・・・。
そういう人はサテライト・オフィスなら
よいかもしれませんね。
自宅以外でも
サテライト・オフィスは在宅勤務と違い、
自宅近くの拠点で仕事をする、ということです。
最近はそういったニーズも多いらしく、
レンタルオフィスがどんどん増えています。
企業が法人契約をして、営業の外回りの合間や
出張の行き帰りで利用されているようです。
「在宅勤務できちんと仕事をするのだろうか」と
心配される経営者や管理職の方も多いと思います。
でもそこは社員を信じて、まず試してみて下さい。
会社の権限でいつでも通常勤務に戻す可能性があることを
規定の中で明示すればよいです。
今なら制度として導入するための助成金もあるようですし、
採用力を高めるためにもぜひ検討してください。