コロナ対応で企業によっては入社早々自宅待機とするケースもあるようですが、4月1日に新入社員を迎える組織も多いと思います。新入社員の受入体制は整っていますか?
最初の90日間が大切
最初の90日間で適切な研修を行わないと思うような成果が出せず、それが後々のパフォーマンスや離職率に影響します。
日本ではOJTと称して教育係が「隣りで見てマネしてね」としていることが多いですが、それでは不十分です。何のために、何を目指すべきなのかきちんと伝えないと何も身につきません。
私がクライアントにおススメしているのは、チェックリストをつくることです。
1か月目までに学ぶべきこと、
2か月目までに学ぶべきこと、
3か月目までに学ぶべきこと。
毎日の作業や担当者、
誰とミーティングするか
誰とランチに行くか
そういったことまですべてリストにしてまとめて新入社員にも渡します。
そうすると本人もこの3か月で何をすべきか明確なので安心できます。
そして毎週金曜日に進捗状況や何か疑問や不安はないか、教育係かメンターが面談します。
あとは会社全体で歓迎することも大切です。教育係だけに任せるのではなく、会社全体で育成していく、という姿勢ですね。
コロナの影響
特に今年の新入社員は入社直前にコロナ感染が広がり、いつも以上に不安を抱えています。
私は今月新入社員研修を担当させて頂きますが、一週間前になってZoomを使ったオンライン研修に切り替えると連絡がありました。そのため内容も一部変更となり、直前まで打合せをしていました。
新入社員研修は、ビジネスマナーなどロールプレイで実際に体験するワークがたくさんあります。でもZoomだとそれができないので、おそらく動画で見て手順を確認するだけでしょう。
Zoomのメリットを生かしつつ、なるべく普段と変わらないように進めていきたいと思います。
あなたの職場に新入社員が来たら声をかけるだけでもいいので、気にかけてあげてくださいね。