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AIに負けない読解力を身につける

AIに負けない読解力を身につける

 

令和が始まった5月の初めに日経新聞で

「令和を歩む」と言う連載がありました。

 

最終回は国立情報学研究所教授の新井紀子氏の

お話しをまとめたもので、「AIに勝る読解力養おう」

というテーマでした。

 

18世紀にイギリスで始まった産業革命は

モノを作るために労働力が必要でした。

 

でも技術革新が進んだ現代では、企業は人間を必要としない。

だから新しい産業が生まれても、それが雇用に結びつくとは限らない、

という見解です。

 

新井紀子氏は「AI vs 教科書が読めない子供たち」の著作もあり、

中高生の読解力不足を問題提起しています。

 

このままこの状況を放置すると、いずれAIに仕事を奪われる層が

増えていくと考えられています。

 

この記事を読んで私も心当たりがありました。

 

最近新聞を読む人が減ったと私は感じています。

以前は朝の通勤電車ではほとんどの人が新聞を読んでいました。

 

今は電子版もあるので新聞紙を広げて読む必要がなくなって

きていることもありますが、「ニュースはネットで見るから

新聞は読まない」という意見もよく聞きます。

ネットのニュースと新聞の違い

でもネットのニュースと新聞で読むニュースは、同じ内容でも

表現やボキャブラリーが違うように私は感じています。

 

ネットの方がより平易でわかりやすく書かれているように思います。

おそらくそれがネットとしての役割を果たすために必要なことなのでしょう。

 

でもそれしか読まない人は、新聞を毎日読む人とはボキャブラリーの

数や質が変わってくると思います。

 

またネットのニュースは基本的に自分が興味あるものしか見ません。

でも新聞紙を広げていると、興味はなくても記事タイトルだけは

目に入ってきます。

 

仮に記事を読まなかったとしても、なんとなく世の中の動きを

感じることができます。

 

最初は興味がなくても、何度か目にするうちに気になって

記事を読み始めることもあるかもしれません。

 

小さなことですがこれを毎日続ければ10年、20年で

大きな差になるのではないでしょうか?

読解力は全ての科目に必要

読解力は全ての学問の基礎だと私は考えます。

 

数学でも問題の意図を正確に理解できなければ、

どんなにすばらしい数式を知っていても正解は出せません。

 

読解力は短期間で向上できるものではありません。

でも例えば「新聞を読む」という一日24時間の中の

15分くらいでも継続することで力がついてきます。

 

新入社員に聞くと就活が終わると同時に新聞を読むことも

やめてしまう人が結構います。でも社会人だからこそ

新聞を読みなさいと私は言っています。

 

もし皆さんの周りの新入社員で新聞を読んでいない人がいたら、

ゼヒ勧めてみてくださいね。

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