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テレワークで成果を出す上司の関わり方

テレワークで成果を出す上司の関わり方

 

コロナの影響で初めてテレワークを経験している人が多いと思います。そんな中、オフィスで仕事をしている時と同じようにしていると、悪意がなくても結果的に周りの人の邪魔をしている、なんてことが起きています。

 

今回はテレワークだからこそ気をつけたい行動やマネジメント方法について解説します。

仕事の進捗が気になる・・・

普段から部下の仕事を細かく管理したがる上司。テレワークが始まる前もこまめに声かけをして仕事の進捗を確認していた課長。テレワークが始まると更にその傾向が強くなり30分おきにチャットでメッセージを送ってくるようになりました。

 

さすがに30分おきでは部下もわずらわしく感じますし、信頼されていないのか?と疑念を持つようにもなります。

 

最初の頃は部下もその都度返信していましたが、あまりに頻繁なのでチャットを閉じてしまったそうです。そうすると今度は電話をかけてくるようになりました。

 

課長からすればオフィスでいつも行っていることをチャットにかえただけかもしれませんが、これでは逆効果ですね。

相手に合わせた関わり方

テレワークでは普段以上に相手に合わせたマネジメントスタイルが必要です。

 

中堅で普段から納期を守る社員に対しては、それほどこまめに進捗を確認する必要はないでしょう。何か困ったことがあれば連絡してもらう、などで充分だと思います

 

一方、若手や新入社員であればもっとこまめな確認が必要ですね。進捗確認や困っていること、不安なことなどないか、毎日一回は個別で話すことをお薦めします。なるべくなら時間を決めておくとよいです。そうすれば社員側も質問することなど準備できます。

 

こういった指導をきちんとしていればテレワークでもしっかり成果を出せるはずです。

 

あとはチームミーティングなども定期的に行い、誰が何をしているか全員で共有することも大切です。長い時間をかける必要はありません、毎日できるのであれば毎回5分でも充分です。全員始業時間が同じであれば、朝一に今日の行動予定を確認する、という感じです。

 

毎日が難しいようであれば、せめて週に一回は開催したいですね。例えば一週間の終わり(金曜日)に今週の報告と翌週の予定確認を行えば、一回のミーティングで両方できて効果的です。

チームの一体感を高める

あとはこういったミーティングではなくても、オンライン・ランチ、オンライン飲み会などもよいですね。

 

テレワークの利便性を感じる一方で、オフィスにいる時のように「ちょっといいですか?」と周りの先輩に質問したり、何気ない会話ができなくて寂しいという意見もあります。特に一人暮らしだと他に話す人がいないので、一日誰とも話さないという人もいるでしょう。

 

あえてミーティングをするまでもないけど、ちょっとしたおしゃべりの時間をつくってもいいと思います

 

例えば週一回、オンライン・ランチの時間を設けて自由参加にすれば、会社の休憩室で一緒にお弁当を食べているような感覚になれると思います。

 

こういう時間を意識的につくることも、一体感を維持するために効果的です。

 

しょせんオンラインでしょ・・・と思う人もいるでしょう。でもスクリーン越しでも顔を見ながらのコミュニケーションであれば意外と楽しいものです。

 

私自身、友人が主催したZoom飲み会に参加しましたが、リアルであれば絶対お会いしないような人たちとお話しできて楽しかったです。

 

場所を選ばず、好きな時間に参加して、退出も自由、自宅なのですぐ寝られる。意外とメリットも多いZoom飲み会です。ぜひトライしてみてください。

 

 

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