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今回は働く女性のホンネがテーマです。
最近は女性リーダーの育成に力を入れている企業も多いですが、当の女性はどのように感じているのでしょうか?
日経新聞が働く女性2000人に調査した結果では、
「管理職になりたい」と回答した割合は17.6%。
前回調査の2年前と比較するとマイナス2%で減っていました。残念な結果です。でも彼女らを責められないです。
なぜ「管理職」になりたくないのか?
「管理職に挑戦したい」と思ってもらえるような環境づくりができていない結果でもあると私は思うのです。
私の個人的な見解では、これは女性に限らず若い男性にも同じような傾向があると思います。
上記の調査では、管理職になりたくない理由として、
1.責任が重くなる
2.精神的な負担が大きい
3.自分には向かない
4.長時間働かなければならない
などが挙げられています。
まさに今の中間管理職の姿を物語っていますね。多くの管理職がプレーヤーでもあり、管理職でもある。その結果やるべきことが多い。さらに働き方改革で若手の残業は減らさなければいけないので、その分管理職にしわ寄せ。
こういう状態では、積極的に挑戦してみたいとは思わないですよね。
自己実現につながるロールモデル
管理職を経験することで、自己実現につながるような姿を見せられるようにすることが女性リーダーを増やす秘訣かと考えます。そしてそういうリーダー像をイメージできるような環境づくりが企業の役割ではないでしょうか。
研修などで女性社員のスキルアップを図るのも大切ですが、環境がなければ定着しません。
日経新聞の調査では、実際に昇進した人の67%は「昇進して良かった」と回答しています。
「やってみたら意外におもしろかった」ということですね。
女性たちも「食わず嫌い」の部分はあるかもしれませんが、あまり構えずに挑戦できる環境づくりにも配慮が必要ですね。
あなたの職場ではいかがですか?