前回の続きです。
高校2年の夏休みに約4週間イギリスに滞在して帰国しました。まだまだ英語を勉強したいという思いで、高校卒業後は大学進学する予定でしたが、イギリス留学に変えて、学校なども自分で選び手続きをしました。
一年間英語学校に通い、もう一年は秘書養成学校に通い、トータルで2年間の留学です。英語と秘書技能があれば、世界中どこにいても食べていけると考えて学校を選びました。今振り返ると「手に職をつける」という母の言葉が常に私の判断基準になっていたように思います。小さい頃からキャリア意識を根付かせてくれた母に感謝しています。
留学から帰国後、大学に進学しました。周りは年下の学生がほとんどでしたが楽しかったです。今でもゼミの仲間とは時々会っています。
卒業後は外資系金融機関でセクレタリーとして勤め始めました。当時は下手すると徹夜でプレゼンを作ることもあったのですが、そこまで頑張って取れた案件でも私の実績とはなりません、秘書だからです。そのことに気付いた時にこの仕事を続ける意欲がなくなり、キャリアチェンジすることにしました。
でも何をしたいのか?自問自答しました。「私はこんなことをしました」とはっきり言える仕事、長く勤められて、それが経験となって活かせる仕事、そう考えると管理部門の仕事、その中でも人事という職種を選びました。その後ずっと人事の仕事を続けて、今はその経験を活かして起業したので、その選択は間違っていなかったと思います。
人事と言うのはある意味特殊な部門だと思います。「社員」としての視点と「マネジメント」からの視点の両方が必要だからです。その間に入って、いかに組織と人の成長に貢献できるか、という視点が人事には求められます。私自身は一社員ではあるものの、組織として必要なことも常に考えることが必要でした。そういう点でとてもやりがいを感じました。
他部署の人からは何をやっているかよくわからないと言われましたが、こういうことをやっているんですよ~と説明すると気づいてもらえることが多いです。縁の下の力持ち的な存在ですから、普段は皆さんの目に留まることがあまりないのです。
でもこうして人事に約20年勤めて、いろいろなことを経験できました。その経験を他の方法で活かしたいと考えるようになり、起業することにしました。こんな私ですが、これから私が感じたこと、考えていることなどブログに書いていきたいと思います。よろしくお付き合い下さい!!